type of wakzin
ワクチン種類
インフルエンザワクチン
インフルエンザは、風邪とは原因となるウイルスが異なります。インフルエンザは文字通り、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。重症化すると、幼児では「インフルエンザ脳症」、基礎疾患のある方や高齢者では「二次性細菌性肺炎」などの合併症を発症する可能性があります。
インフルエンザ予防接種は、インフルエンザの発症防止や重症化防止に有効であることが確認されています。
予防接種後、免疫がつくまでに2週間程度かかり、免疫効果は約5か月続くとされています。
インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行するため、ウイルスの流行を予測してワクチンが製造されています。
2回接種について
子供は1回の接種では十分な免疫を作ることが出来ないため、13歳未満は2回の接種が必要です。接種間隔は一般的に3~4週間空けます。
(弱毒生ワクチンの「フルミスト」(点鼻)は一回の接種で必要な免疫が獲得できます。)
自費接種(皮下接種)
大人1回 3,500円(税込)
子供(13歳未満)1回目3,500円(税込)、2回目2,000円(税込)
自費接種(経鼻接種)
子供7,500円(税込)
※1回で終了、2~18歳
市の助成のある方
自己負担額:1,500円(税込)
新型コロナワクチン
令和6年(2024年)度から新型コロナワクチンの接種は定期接種に位置づけられました。個人の重症化予防により重症者を減らすことを目的とし、原則65歳以上の高齢者等の方が接種の対象となります。
助成対象
・65歳以上の方
・60歳~64歳で対象となる方(※)
(※)心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方。
高崎市助成ありの方
自己負担額:1,500円(税込)
自費接種の場合
16,000円(税込)
当院では、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は、副反応や安全性の観点から実施しておりません。1週間程度の期間を空けて予約いただきますようお願いいたします。
当院の主な採用ワクチンはmRNAワクチンです:
コミナティ(ファイザー・mRNAワクチン)
ダイチロナ(第一三共・mRNAワクチン)
他にも、下記のようなワクチンが発売されています。
スパイクバックス(モデルナ・mRNAワクチン)
ヌバキソビット(武田・不活化ワクチン)
コスタイベ(MeijiSeikaファルマ・レプリコンワクチン)
帯状疱疹ワクチン(高崎市助成)
日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となる水痘帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏することによってできる抗体を有しています。獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症することが多くなっていきます。
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症率を低減させ、重症化を予防します。接種歴、罹患歴のない成人にはワクチン接種が推奨されています。
高崎市助成額
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)
1回 4,000円(税込)
※助成回数1回
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)
1回 10,000円(税込)
※助成回数2回
当院でシングリックスの接種をした場合の自己負担額
接種費用22,000円(税込)x2回 - 助成金10,000円(税込)x2回 = 24,000円(税込)
対象者
「満50歳以上の市民」及び「帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる満18歳以上の市民(高リスク者)」で、市内の医療機関で接種した方。
注意事項
高崎市から助成あり
RSウイルスワクチン(自費)
RSウイルスは2歳までにほぼ100%が感染し、生涯にわたって何度も感染します。
症状は発熱、鼻水、咳などですが、基礎疾患のある高齢者の方は気管支炎や肺炎に至ることもあります。
RSウイルスワクチンを推奨する方
・60歳以上の方
・呼吸器疾患(喘息、COPDなど)のある方
・免疫機能低下(糖尿病・肝障害・腎障害・消耗など)のある方
接種費用
27,000円(税込)
よくある質問
Q:有効性については?
A:60歳以上で82.6%、基礎疾患がある60歳以上で94.6%です。
Q:副反応については
A:
・10%以上:投与部位の疼痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、疲労
・1〜10%未満:投与部位の紅斑、腫脹、発熱
・1%未満:過敏症反応、鼻漏、そう痒感、悪心、腹痛、リンパ節症、疼痛、倦怠感、悪寒
Q:有効期間は?
A:現在2年目(追跡期間17.8ヶ月)までの効果が確認されています。(新しいワクチンのため2年目以降のデータがありません。)
子宮頸がんワクチン(公費)
子宮頸がんの大部分は、性交渉を通じて感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。HPVは非常にありふれたウイルスで、性経験のある女性の多くが感染を経験します。
性的に活発な年齢になれば、男女問わず多くの人がHPVに感染する可能性があり、その一部の女性が将来、子宮頸がんの前段階である高度前がん病変や子宮頸がんを発症します。子宮頸がんワクチンが、がんの原因であるHPVに感染しないようにすることで発がんを防ぐことができます。
対象者
キャッチアップ接種(自己負担なし)
下記に該当する方
・誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日の女性
・過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
キャッチアップ接種の期限が2025年3月31日に迫っています。
対象の方は2024年9月末までに1回目の接種を受けないと、3回目の接種が翌年3月を超え、自己負担金が発生してしまう可能性がありますのでご注意ください。(自己負担額:1回30,000円程度)
定期接種対象者(自己負担なし)小学校6年生~高校1年生相当の女子
小学校6年生~高校1年生相当の女子
受診方法
個別検診
髄膜炎ワクチン(自費)
髄膜炎菌ワクチンは、アフリカなどの髄膜炎菌流行地に渡航する方、留学先でワクチン接種を要求された場合などに接種します。
海外留学で入寮する場合、特に米国の学校では入学に際して接種証明を求められることが多いです。また、侵襲性髄膜炎菌感染症のハイリスク者(無脾症や脾臓を摘出された方、補体欠損者、HIV感染者)等が対象となります。
メンクアッドフィ4価髄膜炎菌ワクチン
23,000円(税込)