検査の種類

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Type of inspection

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検査の種類

多聞内科クリニックでは、大きく分けて以下の迅速検査・感染症検査・血液検査・尿検査・画像検査・その他検査・自費検査の4種類の検査を行っております。

迅速検査・感染症検査(微生物検査)
・血液検査
・尿検査
画像検査(保険適用)・レントゲン検査
・CT検査
・超音波検査
その他検査(保険適用)・心電図
・体組成検査
自費検査・マイシグナル
・アミノインデックス
・マイキンソー
・フローラスキャン

迅速検査

多聞内科クリニックでは、迅速検査を実施しています。

迅速検査は、短時間で検査の結果が分かる検査方法です。数分〜数十分以内に結果が得られるため、外注検査に比べて待ち時間を大幅に短縮で、その日のうちに結果をお伝えすることが可能です。

急な体調不良や不安を抱える患者さまに対して、スピーディーな対応が可能です。検査結果や今後の治療方針についても丁寧に説明し、しっかりとサポートいたします。

迅速検査を通じて患者さまの健康管理を、より一層強化していきますので、お気軽にご相談ください。

感染症検査(微生物検査)

感染症検査(微生物検査)では、体内に侵入した病原体やタンパク質(病原体を攻撃するために作られた抗体)を検出します。

多聞内科では以下の病原体を検査できます。

病気の種類採取方法判定時間保険対象
溶連菌咽頭ぬぐい約5分⚪︎
溶連菌
(IDNOW)
咽頭ぬぐい約5分NEAR法は15歳未満が対象
マイコプラズマ咽頭ぬぐい約5分⚪︎
アデノ・咽頭ぬぐい
・鼻腔ぬぐい
約5分〜15分⚪︎
ノロウイルス・肛門ぬぐい
・直腸便
約5分〜15分・3歳未満または65歳以上
・悪性腫瘍・肝臓移植・抗がん剤は保険対象
RSウイルス鼻腔ぬぐい約5分・入院中または1歳未満乳幼児は保険対象
h HPV鼻腔ぬぐい約5分・6歳未満は保険対象
百日咳・鼻腔
・咽頭ぬぐい
約15分⚪︎
インフルエンザ鼻腔約15分⚪︎
新型コロナウイルス咽頭ぬぐい約15分⚪︎

血液検査

血球検査では、血液中の赤血球・白血球・血小板・ヘモグロビンなどを測定します。

血小板の数や形態・ヘモグロビンの濃度測定などを行うことで、貧血・出血・炎症・感染症・血液疾患の検査が可能です。

血球検査

血球検査では、血球算定・白血球像・血小板数などを調べます。これらの数値を調べることで、貧血、感染症、血液疾患を早期発見できます。

血球算定血液中の赤血球、白血球および血小板の数を測定します。(WBC、RBC、Hb、Ht)
白血球像白血球の細胞の形態を分類します。(顆粒球、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球)
血小板数血小板の数を調べます。(Plt)

生化学検査

生化学検査は、血液から体内の化学物質の状態を調べる検査です。肝機能や腎機能、糖尿病のリスクなど、健康状態の重要な指標を把握できます。

肝機能検査

肝機能検査は、肝臓の働きや健康状態を確認するための検査です。ALT、AST、ALPなどの酵素値を測定し、肝臓の炎症や障害の兆候を早期に発見できます。

AST (GOT)、ALT (GPT)肝細胞の損傷を反映する酵素。肝炎、肝硬変、肝臓がんなどで上昇します。
T-Bil赤血球の分解産物。黄疸の原因となる物質で、肝機能障害や胆道閉塞などで上昇します。

腎機能検査



腎機能検査は、腎臓の健康状態を評価するための検査で、主に血液と尿を用います。血液検査ではクレアチニンや血中尿素窒素(BUN)を測定し、腎臓の老廃物処理能力を確認。尿検査では尿タンパクや尿比重などを調べます。

クレアチニン筋肉の代謝産物。腎臓でろ過され、尿中に排泄されるため、腎機能の指標となります。
BUNタンパク質の分解産物です。腎臓で排泄されるため、腎機能の指標となります。

糖代謝検査

糖代謝検査は、体内での糖の利用状況を調べる検査です。主に血糖値を測定し、糖尿病やそのリスクをチェックします。空腹時血糖、HbA1c(ヘモグロビンA1c)などの指標を基に、糖の代謝が正常かどうかを評価します。

血糖血液中のブドウ糖の濃度。糖尿病の診断に用いられます。
HbA1c過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映する値。糖尿病の管理に用いられます。

電解質検査

電解質検査は、体内のナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質のバランスを調べる検査です。これらの成分は体液の正常な流れを保つために重要で、心機能や筋肉、神経の働きにも深く関わっています。脱水症状、腎臓、心臓の病気に関連します。

以下の成分が検査対象です。

ナトリウム(Na)
カリウム(K)
カルシウム(Ca)

タンパク質検査

タンパク質検査は、血液中の総タンパク質量やアルブミン、グロブリンのタンパク質の種類を調べます。これにより、栄養状態、肝機能、腎機能の評価を行います。低タンパク質は栄養不足や病気の兆候となることがあるため、健康管理の一環として重要です。

アルブミン(Alb)血液中の主要なタンパク質。栄養状態や肝機能の指標となります。

その他

CRP炎症反応を反映するタンパク質。感染症や炎症性疾患で上昇します。
CPK骨格筋や心筋などの筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たす酵素です。筋肉が損傷すると血液中に逸脱して高値になります。
AMY膵と唾液腺由来のものがあります。血清および尿中アミラーゼの測定は血中への酵素逸脱の程度を表します。

尿検査(尿検査)

尿検査は、尿に含まれる成分を調べることで糖尿病、腎臓疾患、尿路感染症などの早期発見が可能です。尿糖、尿蛋白、尿潜血などをチェックし、体内の健康状態を把握します。健康診断や定期的な検査で予防に役立つ重要な検査です。

当院の尿迅速検査では下記の項目を調べることが出来ます。

GLU(グルコース)・グルコースは血糖値を反映し、糖尿病の管理状況や血糖コントロールをチェックします。
・尿中に糖が含まれると、糖尿病や血糖値の異常が疑われます。
BIL(尿中ビリルビン)・肝臓でのビリルビン処理に関する問題を示し、肝炎や肝硬変、胆道疾患の検出に役立ちます。
・ビリルビンが尿に現れると、肝機能の異常や肝疾患が疑われます。
KET(ケトン体)・糖分が不足した際に、体が脂肪をエネルギー源に変換して生成される物質です。糖尿病や低血糖の状態を示唆します。
・ケトン体が尿に出ると、糖質不足や糖尿病の管理が不十分な場合があります。
SG(尿比重)・腎臓が尿をどれくらい濃縮または希釈するかを示します。
・数値高い場合は脱水症状、低い場合は腎機能低下の可能性があります。
OB(尿潜血)・尿に含まれる血液の有無と、腎臓や尿路の問題(感染症、結石、腫瘍など)がないかを調べます。
PH(Ph)・尿の酸性・アルカリ性の度合いを測り、腎機能や体の酸塩基バランス、食生活などを反映します。
PRO(蛋白定性)・尿中の蛋白質が異常に高いと、腎機能障害の可能性が考えられます。
URO(ウロビリノーゲン)・ビリルビンが腸内で分解されて生成され、肝臓や胆道の状態を反映します。
NIT(亜硝酸塩)・細菌が尿中の硝酸塩を亜硝酸塩に変化させるため、感染の兆候としてチェックされます。
WBC(白血球)・白血球が増えると、尿路感染症や炎症が疑われます。

画像検索(保険適用)

多聞内科では、その場で結果が分かる画像検査を実施しております。迅速検査では分からない病気の広がり方や、〇〇を〇〇したい時に行います。

レントゲン検査

レントゲン検査(X線検査)とはX線を人体に照射し、体内の組織を通過したX線の量の違いを画像として表示する検査です。

当院では主に胸部、腹部、骨粗鬆症の検査のためのレントゲン検査を行っています。骨折を診る際にも用います。

結果はすぐに医師が確認し、より詳細な評価が必要であればCT検査を行います。

CT検査

CT検査(Computed Tomography、コンピューター断層撮影)とは、X線で人体をらせん撮影し、コンピューターで画像を再構成して断層像を作成する検査です。

全身の撮影が可能で、頭部や胸部、腹部、四肢などさまざまな部位を検査できます。
さらに、造影剤を使用すると血管や病変を明瞭に映し出せます。当院では必要に応じて造影剤を用いた撮影・CT検査も行っております。

結果はすぐに医師が確認し、病変の有無を確認。ある場合はどのような状態なのかを評価します。場合によっては読影専門医に依頼し、撮影した画像に関して専門医の意見を聞く場合もあります。
(この場合は、撮影に1日〜2日間を要します)

超音波検査

超音波検査(エコー検査)は、体の表面に超音波プローブ(探触子)をあてて、体内の臓器や組織から反射する超音波を画像として映し出す検査です。

超音波検査の特徴は、体への影響が少ない、放射線被曝の心配がない、痛みが少ない、妊娠中でも検査可能などが挙げられます。

利便性が高い一方、細かい病変や内部に空気を持つ臓器に対してはCT検査の方が優れています。

その他検査(保険適用)

その他検査では、心電図と体組成検査などを実施しています。

心電図

心電図検査とは、心臓が収縮と拡張を繰り返す際に発生する微弱な電流を波形として記録する検査です。

心臓の状態を把握する最も基本的な検査で、不整脈や心筋梗塞、狭心症、心肥大などの疾患の評価に用いられます。

体組成検査

当院ではInBodyという体組成計を用いて体組成検査を行います。

体組成検査では、体脂肪量や筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、水分量などの項目を測定し、栄養状態や身体のバランス、浮腫の状況を評価します。

自費検査

多聞内科クリニックでは、4種類の自費検査を行っています。自費検査は、保険適用として認められていない先進的な検査です。

検体を採取後に検査会社に送付する検査方法で、検査結果が分かるまでに約1ヶ月ほどかかります。検査会社からの検査結果は当院が責任を持って受け取り、患者様に直接ご説明いたします。

自費検査(4種)

自費検査では、マイシグナル、アミノインデックス、マイキンソー、フローラスキャンを行っています。

マイシグナル

マイシグナルとは、がんを高精度にリスク判定できる検査方法です。

尿中に含まれるマイクロRNAをAIで分析するがん検査技術を導入しており、高い精度での検査が可能です。

マイシグナル(消化器がんセット)の検査金額47,900円
マイシグナル(オールセット)の検査金額54,500円
公式サイトhttps://misignal.jp/
マイシグナル検査はこんな方におすすめ

マイシグナルは唾液から、現在がんにかかっている可能性を総合的に評価する検査です。特に次のような方におすすめです。

採血に気が進まない方

がんのリスクを知りたい方

現時点でどのがんにかかっているのかが心配な方

アミノインデックス

アミノインデックスは採血をして、がんや生活習慣病、認知症になるリスクを検査する方法です。一度の採血により、血液中のアミノ酸濃度を確認することで病気のリスクを評価します。

アミノインデックスの検査金額25,000円
公式サイトhttps://aminoindex.jp/
アミノインデックス検査はこんな方におすすめ

アミノインデックス(AminoIndex)は、血液中のアミノ酸バランスを測定することで、がんや生活習慣病のリスクを評価する検査です。次のような方に特におすすめです。

がんや生活習慣病のリスクを早期に把握したい方

家族にがんや生活習慣病の既往歴がある方

自身の認知症のリスクを知りたい方

マイキンソー

マイキンソーとは便を採取して腸内フローラを5段階評価(A〜E)で判定します。さまざまな疾病リスクを判定する検査方法です。

検査の流れは、当クリニックで検査の説明をします。その後、ご自宅で検査キットを使って便を採取し、ポストに投函します。検査結果は、当院より説明をさせていただきます。

マイキンソーの検査金額22,000円
公式サイトhttps://mykinso.com/
マイキンソー検査はこんな方におすすめ

便サンプルから腸内細菌のデータを取得します。個別の健康アドバイスを提供するもので、次のような方に特におすすめです。

腸内環境の改善を目指している方

生活習慣病の予防や改善に関心がある方

ストレスや疲労を感じやすい方

フローラスキャン

フローラスキャンとは、ライフスタイルによって1人ひとり大きく異なる腸内フローラのバランスを確認して、がんリスクなどを検査する方法です。日本国内有数の規模を誇る腸内細菌叢データベースを用いて検査を行います。

フローラスキャンの検査金額15,000円
公式サイトhttps://www.premedica.co.jp/
フローラスキャン検査はこんな方におすすめ

腸内細菌のバランスをチェックし、健康リスクの予防や体調管理に役立てることができ、特に以下のような方におすすめです。

腸内環境の改善を目指している方

生活習慣病の予防や改善に関心がある方

現時点の腸内環境を知りたい方

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