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内科でできる検査とは?種類や費用をお伝えします

内科でできる検査と種類や費用を伝える医師

かかりつけの内科で受診すると「よく検査をするけれど内科で行う検査にはどのくらいの種類があるのか」気になる人はいませんか?

この記事では、知っておきたい内科でできる検査の種類から検査をした時にかかる費用まで詳しく解説します。

内科でできる検査の種類

内科でできる検査の種類を説明する医師

医療行為をするかどうかは、患者自身が決める自己決定権に基づき内科で検査を受ける前には必要性、方法、その結果、予想される危険性、他の検査との比較などについて知ってから検査を受けるようにしましょう。

患者は担当医から説明を受けて納得できたら検査への同意を担当に伝えますが、この一連の流れをインフォームド・コンセントと呼びます。

インフォームド・コンセントを受けた上で、内科でできる検査の種類を5つにわけてご紹介します。

参考:一般社団法人日本消化器内視鏡学会「1.検査の説明と同意(インフォームド・コンセント)について」

消化器内視鏡検査

消化器内視鏡検査とは、先端に小型カメラ(CCD)やレンズを内臓した細長い管を、口や鼻から挿入して病変を観察することです。

内視鏡検査には次のような種類があります。

項目検査の方法目的診断できる病気
上部消化管内視鏡検査・口または鼻から内視鏡を挿入して行う検査・上部消化管である食道、胃、十二指腸を検査する・食道、胃、十二指腸に発生した潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなど
大腸内視鏡検査・肛門から内視鏡を挿入して行う検査・大腸(結腸と直腸)と小腸の一部を検査する・大腸と小腸の一部に発生したポリープや腫瘍、炎症など
小腸内視鏡検査・カプセル内視鏡を飲んで行う検査
・バルーン内視鏡を口や肛門から挿入して行う検査
・プッシュ式内視鏡を口から挿入して行う検査
・小腸を検査する・小腸に発生した潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープ
胆・膵内視鏡検査・口から側視鏡という特殊な内視鏡を挿入して行う検査・胆嚢、胆管、膵臓、膵管を検査する・胆嚢や膵臓に発生した炎症、腫瘍、胆石、膵石など

口や鼻から内視鏡を挿入するのが一般的ですが、技術の進歩とともにカプセルを飲みこんで撮影し、排便時に回収して画像解析を行う方式も出てきました。

病変の場所を内科の医師が直接見て観察し、診断できる点が内視鏡検査の大きなメリットです。

他に、気管支鏡や耳鼻科で使用する喉頭鏡もあります。

参考:一般社団法人日本消化器内視鏡学会「検査と治療について」
参考:多聞内科クリニック「大腸内視鏡検査について」
参考:多聞内科クリニック「胃カメラ(胃内視鏡検査)」

画像検査

画像検査とは、身体の外側から観察するだけではわからない体内の様子や病変を画像化し、異常がないかどうかを診断する医療技術のことです。

画像検査には次のような種類があります。

項目検査の方法診断できる病気
X線検査・高エネルギーの放射線であるX線を低線量で用いて画像を撮影する検査・肺炎、腸閉塞、乳がんなど
・腫瘍、憩室炎など
・心不全、骨折、腸炎など
血管造影検査・X線を用いて血管の詳細な画像を撮影して行う検査・血管の梗塞や狭窄、腫瘍、出血など
CT検査・X線源とX線検出器が患者の周りを回転して得た計測データをコンピュータが断面映像に変換し、それを見て行う検査・血管の異常
・胃、小腸、大腸・腎臓、膀胱、尿管
・肺の動脈 などのさまざまな異常
PET検査・核医学検査の1つで、体内で代謝される物質を放射性核種で標識し、放出された放射線を複数の角度から記録した断面映像を見て行う検査・心臓、脳
・がん
超音波検査・周波数の高い音波を用いて描いた組織の画像を見て行う検査・心臓、血管・胆嚢、胆管
・肝臓、脾臓、膵臓・尿路
・女性の生殖器
・妊娠
 など
MRI検査・強い磁場と非常に周波数の高い電磁波を用いて体内の詳細な画像を描き出す検査・脳、脊髄、筋肉、肝臓の異常
・脳腫瘍と脳膿瘍の区別
・女性の生殖器の異常
・女性の股関節や骨盤の骨折
・関節の異常やねんざにおける評価の参考
・出血や感染における評価の参考

用いる技術に応じてさまざまな画像を撮影できるため、撮影したい場所や病気に合わせて検査方法を使い分けられることがわかります。

検査画像を入念に観察して所見を読み、その上で診断を下す医師のことを読影医と呼びます。なお読影は、画像診断の専門医である放射線診断専門医が担当することが一般的です。

当院では必要に応じて放射線科専門医に診察してもらっています。

参考:MSDマニュアル家庭版「画像検査の概要」
参考:AIC画像検査センター「画像診断・検査について」

超音波検査

超音波検査とは、がんのある場所、形、大きさ、周囲の臓器との関係などを調べるために行う検査です。

超音波検査の内容は次の通りです。

項目検査の方法診断できる病気
超音波検査・身体の表面に超音波プローブをあて内臓から跳ね返ってくる超音波を画像として映し出す検査・肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、膀胱、卵巣、子宮、前立腺、肝炎、肝硬変、脂肪肝、胆石、膵石、虫垂炎などの病を含めた異常

超音波検査は痛みや放射線による被曝の心配がなく、身体への負担が少ないことが特徴的な検査だといえるでしょう。

参考:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「超音波(エコー)検査とは」

コロナ検査

内科で行えるコロナ検査の詳細については、厚生労働省の医療機関向け情報のページに、2024年4月現在「新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針第6版」が公開されており、次のような検査の方法が紹介されています。

検査の種類概要
核酸検出検査(PCR検査)・検体中に遺伝子が存在しているかどうかを確認する検査方法のRTーPCR(リアルタイムPCR)の信頼性が高い
・簡易的な方法としてLAMP法、TRC法、TMA法、NEAR法などもある
抗原検査・新型コロナウイルスの構成成分であるたんぱく質を、ウイルスに特異的な抗体を用いて検出する検査方法
抗体検査・ウイルスに対する抗体の有無を調べる検査

コロナ検査の検査対象となるのは次のようなケースの方です。

  • 新型コロナウイルス感染が疑わしい症状のある方
  • 感染者に濃厚接触した方
  • インフルエンザなど他の疾患との鑑別が必要な方
  • 無症状の方(医師が必要と判断した場合)

2024年4月現在、疑わしい症状のある方はかかりつけ医などの身近な医療機関で受診し、そこでコロナ検査を受けることとなります。

参考:厚生労働省「医療機関向け情報(治療ガイドライン、臨床研究など)」

採血検査

採血検査には以下の2種類があるので、それぞれの概要をご紹介します。

血液検査

血液検査とは、血液に含まれている細胞や酵素、抗体などを数値化して病気の診断やリスクを知るための検査です。

  • 病名の診断
  • 重症度
  • 肝臓の異常
  • 腎臓の異常
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 甲状腺疾患
  • 自己免疫疾患
  • 肺、心臓の病気
    など

主に上記を診断するために行います。

数値には健康な人の95%が入る範囲の「基準値」がそれぞれ設けられ、これを大きく逸脱すると病気の疑いが強まり、要精密検査、要医療と判定されます。

基準値の詳細や数値の意味は一般財団法人日本予防医学協会の「血液検査」のページから確認できるので、気になる数値がある人は目を通してみましょう。

腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査とは、がんに身体が反応してできる物質を血液検査で測定する検査です。

しかしこの検査だけでがんを診断することはできません。対策型のがん検診の代わりも同様です。

血液検査と同じく「基準値」が設けられ、異常値を示した場合は精密検査が必要となります。

基準値は血液検査と同じく、一般財団法人日本予防医学協会の「腫瘍マーカー検査」のページから確認できます。

前立腺の数値が異常を示した場合は精密検査は泌尿器科、他の部位の場合は内科で受けるのを覚えておきましょう。

参考:一般財団法人日本予防医学協会「血液検査」

多聞内科クリニックではインフォームド・コンセントを大切に検査を行っています

インフォームド・コンセントを大切に検査を行っている多聞内科クリニック

多聞内科クリニックではインフォームド・コンセントを大切にして患者の皆様への検査を行っています。

胃カメラや大腸カメラのページにも明記していますが、検査をする前に必ず外来を受診し、医師の診察を受けてから検査予約をしてもらう理由の1つが、インフォームド・コンセントとなっています。

多聞内科クリニックでは、検査をするかどうかは患者の皆様が決めるという自己決定権を尊重し、これからも適切な体制で検査を行って参ります。

多聞内科クリニックで胃カメラや大腸カメラを受けてみたい方は、次のページもごらんください。

胃カメラ(胃内視鏡検査) | 高崎市の多聞内科クリニック (tamon-naika.com)

大腸内視鏡検査について | 多聞内科クリニック|消化器内科・肝臓科・一般内科 (tamon-naika.com)

まとめ

内科でできる検査の種類は内視鏡検査、画像検査、超音波検査、コロナ検査、採血検査の5種類に大きくわけられ、それぞれ診断できる病気や費用が異なります。
この記事も参考にして、内科ではどのような検査を根拠にどんな病気の診断ができるのかについて、少しでも理解を深めてみてください。

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